前回と同じ、とある江蘇省建築現場、 施工の品質管理を実施、躯体工事中のところを現場巡回し、問題点を是正させています。
写真の是正必要箇所; 構造体の柱の大きさは、柱の必要強度を構造計算して必要寸法を決めます。 その構造体の中に、構造体欠損をするものを挿入するケースがあります。。。。
構造体欠損するものは何か?
● 写真に見る「排水管」、電気の配線用チューブ、電源スイッチボックス、、、、等々。 排水管を構造体に挿入するのは、その配管の大きさ分構造体を欠損する理論となり、その分構造体の強度が激減します。
■ 問題点; 写真の如く! 構造屋さんは、写真みて「お!すごい」と言いそうです。
● 解決策;
挿入済みの配管の中に、コンクリート充填、、、、、、その充填コンクリートは、この柱に使うコンクリート強度よりさらに強度大を選定、、、、、それでも強度欠損の全面補てんにはなりませんが。
1) やはり構造体の割増補強; この柱の外側にもう一層の鉄筋コンクリートを配慮。
2) 苦肉の策; 上階の床積載荷重を少なくする。 お施主様に設計荷重600KG/m2 → 500KG/m2にてご使用下さいとご了承してもらう。(かなり怒られますが。。)