上海市にある、住宅内装工事。
内装工事が始まったとの事、建築や内装工事には超興味があるので、拝見拝見。
ががーーん!
稀に見る、断面欠損ではないですか。構造体の欠損どころか、構造体撤去の状態でした。
上階の人、いいえその建物に居住している人たちがこちらの状況を知ったら、それは恐ろしいですよね。
改善方法; 無し! と言いたい所ですが。。。。
● 大梁改善;
1) コア貫部分を大幅に斫り、内部鉄筋を露出させる。
2) その鉄筋を新規に用意した鉄筋と接合させ、元の鉄筋状態を確保させる。(鉄筋の継手は、手動式ガス圧接となますね)
3) コンクリートを元の配置にて、再打設。(旧、新の躯体接合には技量が入りますね)
■ 壁柱改善;
1) 上記の内部鉄筋(柱筋)を露出させる。
2) 同上
3) 同上
※ 中国の内装業者による、躯体欠損への対応は、
マンション内装ですと、物業がその住居地区を監視、監理しています。監視が行き届かないと、上記の室内での作業が始まっていますので、監視が行き届かないケースが多々あります。(内装業者が、故意に躯体を欠損させて、即内装材料で隠してしまえば、「バレナカッタ」と言う事で、物業も監視できない場合も多々あり。 内装業者と物業が、親密な関係があれば、物業も「知って、知らないふり」をする場合も多々あります。
どっちにしても、上記の躯体欠損は「やり過ぎ!」ですが、多かれ少なかれそこいら中に同じ様な状態を見かけます。