中国江蘇省の常州にある日系工場、
建築物築5年の鉄筋コンクリート造建物です。
外部鋼製扉の表面が白い粉を付けた状態になっています。
<白化現状;>
塗装の品質が悪いと、この塗装の劣化が著しく早く進行します。
では、築5年でこの現象は随分耐用年数のない塗装と言えます。 中国では、大体5年くらいでこの現象が起きますので、日本の塗装品質に比べて相当低いのでしょう。
外装鋼製建具には、
日本では合成樹脂塗料(ウレタン樹脂)が一般的です。 昔はOPまたはSOP(合成樹脂調合ペイント)が一般でしたが、最近ではより耐用年数の高いウレタン樹脂塗装が主です。
中国では、OP塗りが数年前までは主流でしたが、ウレタン樹脂も入手されて来ました。古い建物には写真の様に、OP塗りの鉄部が多く、またそのOP材料が劣化な為、数年で上記の不具合が発生していました。
問題点;
● 低品質材料として、
中国市場では、日本の一杯材料は中国で一般的に手に入る材料とくらべると日本でのご使用している大半が高質品質材料と言えます。
すると中国での使用材料の指定をせずにごく一般的な材料を使用すると、日本の耐用年数に比べて相当低い耐用年数となってしまいます。
解決点;
● 施工者の選別、又は施工管理を徹底する!
● 材料選定!
まー、高品質な材料でも耐用年数が限られてきますので、上記の写真に見られる鉄部の塗装の場合、
1) ウレタン樹脂塗装の場合; 5-6年のメンテが必要(再塗装)
2) SOP塗装の場合; 3-5年のメンテが必要