ある蘇州の住宅内装、
以前に吹き抜けであった2階部分の空間を、新規に床を作成し、個室を新設したことによる問題点です。
こちらは構造体の問題が発生しています。
新規に構造床を新設しましたが、その強度があるかないか(?)、 また既存の構造体に接合するため、
既存の構造体に追加される構造強度があるかないか(?)
事前検証がなく、設計と施工を実施してしまいますと、内装後に個室としての役目が可能か、重いものを乗せても床の強度に支障はないのか、お施主(お客様)への伝達が必要です。
中国では、
構造体を建設する「建設会社」と、建築物(構造体)が完成した後に施工を実施する「内装会社」が分離しております。
建設会社には、内装の施工資質が無い場合もあり、またその施工担当者も内装を熟知していない場合もあります。
その逆、
内装会社は、建築構造体の建設に経験がなく、またその重大な役目を軽視している場合が多い様に見られます。内装の技術者との雑談で、直ぐに「未経験、あまり知らないのかな?」と判断出来てしまします。
数ある内装会社、建築物への問題点、構造体への問題点について、検証する機関がありません。
内装会社が、建築設計会社へ赴き、費用を算出して問題解決に努めなければ行けませんが、お客様の要求が無い場合は、軽視されます。
また、その問題点をお施主様へ事前説明を行なわないまま(お客様は素人ですので、説明をしていないと何も分りませんので!)、設計も施工も始まってしまいます。