【建築工事の不具合】問題点と解消方法<階段ステップの寸法がまちまちで危ない>1412-1

中国江蘇省での建設工事中の状況。 躯体工事も終わり、仕上げ工事が始まっている最中。

中国ではよく見かける、仕上げの後を考えた、躯体の位置、躯体の寸法設定ミス。 ミスと言うよりは、検討もしないケースが多い。

写真の如く、このまま仕上げると階段の蹴上寸法が上端部でいきなり2倍近くに寸法が急変します。 超使い辛い階段になりそう。

そもそも階段の設置位置が設計図書から間違っていまして、その修正をせず施工会社は、設計図通りに作ります。 施工会社が設計の不具合を設計会社へ指摘、改善を求めるケースは50%50%ですので、不具合がそのまま放置されるのも自然(?)。 設計図の確認は、設計時、また施工会社による施工是正の気使いも大事。。。。。日本では当たり前ですが!

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 私達は、設計時に詳細を確認し、施工用図書を仕上げます。

施工図(施工用図面)にて建設作業に入り、建設中の対応は、その施工図に基づいた工事管理を実施します。

施工中の不具合は、施工図にて表現できない部分を、現場サイドで修繕を図ります。 日本と中国の建設事情の違い; 中国は、施工用図面の曖昧さ(詳細がない)、総細部は、現場にて職人さんの嗜好によって出来栄えが違う。

日本は、施工用図書の正確、細部まで表現がある。また、現場サイドでさらなる詳細図を設計者が最終確認をする。

日本は、施工中の管理監督が十分で、不具合の事前解消が行われている。 中国での建築設計、建設工事管理の大変さ;  一言で言うと「日本の作業の3倍時間がかかる!」

####### 上海建築設計、工事管理会社、「上海加藤建築設計有限公司」プロフィール #######

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